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個人的におすすめなアルバムの紹介です(´∀`)


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Tina Brooks『Minor Move』(Blue Note)

Minor Move 2

01, Nutville
02, The Way You Look Tonight
03, Star Eyes
04, Minor Move
05, Everything Happens To Me
06, Minor Move(Alt.)

Tp: Lee Morgan
Ts: Tina Brooks
Pf: Sonny Clark
Bas: Doug Watkins
Drs: Art Blakey
Recorded 16th March, 1958, New York

寡作のテナーサキソフォニストTina Brooksのアルバムで、本来は初リーダー作になるべくレコーディングされたものだがお蔵入り。80年代に発掘→リリースの流れとなった作品。
Tinaのリーダー作は『True Blue』『Back To The Tracks』、そして本作の3つが有名だが存命中に発売されたのは『True Blue』のみで残りの二つは死後に発表された。内容はどれも甲乙付けがたいが個人的にはこの『Minor Move』に軍配をあげたい。というのもこの3つのアルバムはどれもトランペット入りのクインテットまたはセクステット編成での演奏なのだがそれぞれトランペットが異なり、『True Blue』がFreddie Hubbard、『Back To The Tracks』がBlue Mitchell、そして本作がLee Morganである。
まぁ簡単に言ってしまうとLee Morganが入っているからこのアルバムが好きということなのだ。録音当時のMorganはBlue Noteでリーダー作を出し始めたころで、2月に自身の『Candy』、盟友Hank Mobley『Peckin' Time』、Brooksも参加しているJimmy Smmith『The Sermon』『House Party』の録音に参加し、まさに昇り竜の勢いを持っていた。50年代~60年代初頭に休止するまでのMorganの参加しているアルバムにはハズレがないと言ってもよく20歳目前の若者の演奏とは思えない堂々としたプレイにはいつ聴いても驚かされる。もちろん『The Sidewinder』で復帰してからの演奏も素敵だが勢いでいうとこの頃が一番だ。

それにしてもお蔵入りになったのが不思議なくらいの豪華メンバーだが、Morgan、Blakeyは前述のJimmy Smithのセッションで一緒だったと思うのでそこからの流れだろう。Clarkは当時のBlue Noteのハウスピアニスト的存在だったし、Morgan『Candy』で共演してるし、WatkinsはMessengersでBlakeyとのつながりも強かったわけだ。かくして初レコーディングでここまで強力無比なメンバーが集まったわけだが、特別気負う様子もなくリラックスして吹いているのには感心する。

さてこのアルバムはスタンダード中心の選曲が聴きやすくていいし、オリジナルのタイトル曲「Minor Move」もいい出来だ。
しかしどの曲でもBrooksをMorganが完璧に食ってしまっていて案外お蔵入りの原因はこれかもしれんな、とふと思ってしまった。Morgan恐るべし。Blakeyは意外とサイドマンに回ると繊細でリーダーを引き立てるプレイをするので安心して聴いていられる。
唯一のバラード「Everything Happens To Me」がいい出来で、ソロを取るMorgan、Clark、Brooksの歌心が心ゆくまで楽しめる。

いや、ほんとMorganのプレイがいいのでBrooksの印象が薄くなってしまうという・・・Morganはリーダー作では意外とスタンダード演奏しないのでそういう点でも貴重かも。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽
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