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個人的におすすめなアルバムの紹介です(´∀`)


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Andrew Hill『Black Fire』(Blue Note)

Black Fire 1

01, Pumpkin
02, Subterfuge
03, Black Fire
04, Cantarnos
05, Tired Trade
06, McNeil Island
07, Land Of Nod
08, Pumpkin (Alt.)
09, Black Fire (Alt.)

Ts: Joe Henderson
Pf: Andrew Hill
Bas: Richard Davis
Drs: Roy Haynes
Recorded November 8th, 1963, New Jersey

鬼才Andrew HillのBlue Noteでの初リーダー作。それまでにこのアルバムにも参加しているJoe Hendersonの『Our Thing』、Hank Mobleyの『No Room For Squares』の録音にもサイドメンとして加わり、個性的なプレイをみせている。
が、しかしこのアルバムはその2作品でのプレイよりもっと激しく個性を押し出している。全て自作曲で固めて、満足いくまで何時間もじっくりとレコーディングにのぞむことが出来る環境をプロデューサーであるAlfred Lionが用意したからだ。

ちなみに1曲目の「Pumpkin」のアルバムに収録されているオリジナルテイクはなんとTake27らしい。納得いくまで何回もリテイクされたことがひしひしと伝わる息ぴったりで熱い演奏だ。イントロから妖しさ全開で突っ走るDavisとHaynesの二人からしてもう尋常じゃない空気を伝えていて、アルバムかけて数十秒でノックアウト寸前まで持っていかれる。
この曲でのHillのピアノソロはまだオーソドックスな感じで聴きやすい。特筆に値するのはHendersonのソロだ。Hillのソロが終わり、DavisのベースにのっかりHaynesが1コーラスのソロをとった後に登場するのがHendersonのテナーなわけだが、ブリブリうねうね上へ下へとテンション最高潮を維持したまま吹きまくる。この緊張感がたまらない!

Hillのピアノが堪能できるのはタイトル曲でもある「Black Fire」だろう。ソロに入った後しばらくは割と普通に弾いてるがそのうち得意の寸止めフレーズやビート無視したクラスター連打とかまさに「ザ・ワールド」に突入してしまう。好き勝手やるHillに対して意外と冷静なリズムの二人との対比もまた面白く、聴き応え満載だ。

他の曲も熱くて暑くて厚い演奏ばかりで、構成力にも富んだこのアルバムはまさに60年代ジャズの金字塔と呼んでもいいのではないだろうか?
汗だくの漢(おとこ)4人に揉み洗いされているような感じのこのアルバム。リスナーは4人が繰り出す音の洪水に身をまかせるしか残された手段はなく、聴けば聴くほどに溺れていく。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽
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