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個人的におすすめなアルバムの紹介です(´∀`)


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Woody Shaw『The Moontrane』(Collumbia)

Woody Shaw - The Moontrane  (1974)

01, Moontrane
02, Sanyas
03, Tapscott's Blues
04, Katrina Ballerina
05, Are They Only Dreams?
06, Tapscott's Blues(Alt.)
07, Katrina Ballerina(Alt.)

Tp: Woody Shaw
Ss&Ts: Azar Lawrence
Tb: Steve Turre
Pf&El-p: Onaje Allen Gumbs
Bas: Buster Williams, Cecil McBee
Drs: Victor Lewis
Perc: Guilherme Franco, Tony Waters
Recorded December 11th-18th, 1974

月をバックに夜空を仰ぐShawの姿が印象的なジャケット。
「Moontrane」はShawが18歳のころに書いたオリジナルで、タイトルからもわかるとおりColtraneに捧げた曲だ。しかし、彼がリーダーとしてこの曲を録音するのは30歳の誕生日を目前にした1974年の12月。それまでに数回他のミュージシャンのアルバムでサイドマンとして参加し録音したことはあったが(Larry Young『Unity』、Bobby Hutcherson『Live at Montreux』など)、リーダーとしてのこのアルバムでのこの曲はまさに満を持しての吹き込みであったわけだ。

そして演奏内容はというと素晴らしい、の一言に尽きる。まずテーマのアレンジがカッコ良すぎるのだ。3ホーンの厚みを効果的に使い適度にダサく、そして限りなくかっこいいメロディーを十分に生かしている。このテーマ部だけで鳥肌ものだがソロもまた完璧な仕上がりでほんと文句なし。
Shawの魅力は1にも2にもその音色とフレージングであり、そのどちらからも強い感情の発露を感じることができる。日本人受けするいわゆる「哀愁系」の音色とは程遠い、尖った音色だ。60年代、ミュートを外し激しいプレイをしていた頃のMilesの面影を見ることができる。そしてShawのトランペットはその頃のMilesよりさらに悲しく激情的だ。そしてそのフレージングも美しいメロディアスなプレイをしていたかと思えばメカニカルで力強いフレーズを思いもよらない場面で吹いたり、そのスタイルは誰の真似でもなくまさしくShawのオリジナルのものだ。主に活動していた時期が70年代~80年代なか頃まで、とタイミングが悪く時期が時期なら正当に評価を受けたはずだが、存命中はもとより死後から現在にいたるまでほとんど評価が進んでいないのは非常に残念だ。

さてタイトル曲の演奏も上に書いたように素晴らしいが、バラードナンバーの「Are They Only Dreams?」も捨てがたい。A.Lawrenceのソプラノでイントロが始まり抑制を効かせたトランペットでメロディーを吹くとあとはソロパートへ。先発のGumbsが、作曲者らしくこのアルバム一番熱いんじゃないか?ってソロを披露。続くShawも初めこそ抑えめにソロをとっているがそのうち激情的に。やっぱShawはこうでなくちゃ、って感じで盛り上がってくるとそれと共にリズムセクションも激しさを増してくる。良いアレンジだわ。Shawのソロが終わると一転ベースソロでしっとり。Shawがワンホーンで吹いてた前テーマと比べ後ろテーマは3ホーンが絡む激しい感じに。マンネリに陥らない良いアレンジで好演。

2曲目「Sanya」だけアンサンブル重視で少し浮いた感じのトラックになっているが、他の曲は全てストレートにShawのトランペットを楽しめる名曲・名演になっている。70~80年代のジャズ界にそびえる孤峰Woody Shawを聴きたいならまずこれ、って感じのアルバム。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽
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