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個人的におすすめなアルバムの紹介です(´∀`)


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Bill Evans『You Must Believe In Spring』(Warner Bros.)

Bill Evans 1977 You Must Believe In Spring a[450]

01, B Minor Waltz(For Ellaine)
02, You Must Believe In Spring
03, Gary's Theme
04, We Will Meet Again
05, The Peacock
06, Sometime Ago
07, Theme From MASH

Pf: Bill Evans
Bas: Eddie Gomez
Drs: Eriot Zigmund
Recoeded August 23rd, 24th, 25th, 1977, Hollywood

バラード好きにはたまらないアルバムだと思う。そして初心者にもお勧めできるアルバムである。
Evansで有名なのはおそらくRiverside4部作と呼ばれる『Waltz For Deby』『Sunday At The Village Vanguard』『Explorations』『Portrait in Jazz』の4枚のアルバムが有名かつ高く評価されているが初心者には少しとっつきにくいというか、そのすごさが理解できないというのもまた真実かなと・・・実際自分はそうでした(恥)インタープレイがどうの・・・モードに基づいた奏法がどうの・・・と、初心者の自分にはさっぱり理解できなかったのですw今となっては恥ずかしい限りですが・・・
で、このアルバムだがもちろん技術的にもバンドのコンビネーションも素晴らしいがまずは雰囲気を楽しむことができるアルバム。

ハイライトは「B Minor Waitz(For Ellaine)」と「We Will Meet Again」の二曲。この二曲にはそれぞれ悲しいエピソードが付いている。
前者はEvansの元妻であるEllaineにささげられた曲で、彼女はEvansに別れを切り出された後に自殺してしまう。そして後者のほうは同じくこのアルバムの直前に自殺をとげた兄Harryにささげた曲。相次ぐ身内の死に受けたショックが演奏からも伝わってくるようだ。
Evansはもともと外へ外へ向かうような明るいプレイをする人ではなく、どちらかというと内へ内へと沈み込むようにプレイをする傾向があるが、このアルバムではそれにさらに拍車がかかった内容になっている。それがまた美しく、なんと儚いんだろうと感じさせるのがすごい。
「B Minor Waltz」ではドラムスとベースが作り出す波間を漂うように音を紡いでいく様が耽美的でたまらない。「We Will Meet Again」ではテーマの途中からベースがEvansのピアノに絡んでいく様が印象的。もしかしたらピアノよりも雄弁なんじゃないかと思えるほどにEvansのピアノは控えめ。

Evansはこの録音の3年後、1980年9月にこの世を去る。このアルバムが発表されるのはその後のことになる。すでに病魔に蝕まれていた体でここまで美しい演奏を残してくれたEvansに感謝。

全編にわたってEvansの内省的なピアノが存分に楽しめる内容になっている。これからの季節にはぴったりのアルバムだと思うのでぜひ聴いてほしい。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽
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