FC2ブログ

個人的におすすめなアルバムの紹介です(´∀`)


上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Serge Chaloff『Blue Serge』(Capitol)

Blue Serge

01, A Handful Of Stars
02, The Goof And I
03, Thanks For The Memory
04, All The Things You Are
05, I've Got The World On A String
06, Susie's Blues
07, Staiway To The Stars
08, How About You?

Bs: Serge Chaloff
Pf: Sonny Clark
Bas: Leroy Vinnegar
Drs: Philly Joe Jones
Recrded March, 1956, Los Angeles

バリトンサックスが好きなんですが、ワンホーンアルバムがなかなかないなー、と思っていたときに見つけたアルバムがこれ。聞いたことのない名前の人だったので期待せずに購入してみた。むしろサイドメンが豪華すぎるのでそちらにワクワクしながら聴いてみた。
・・・なんだこのすごい吹きっぷりは!?まるでテナーでも吹いているかのように楽々と早いフレーズもふきこなし、感情表現もやりすぎなんじゃないかと思えるぐらいに豊か。これはいい意味で期待を裏切られた一枚だった。もちろんサイドメンも予想通りのいい仕事をしてくれているが、なによりChaloffの演奏がすごすぎる。

まずは4曲目、スタンダードの「All The Things You Are」を聴いてほしい。メロディーを崩しつつ吹くテーマがとりあえず鳥肌もの。バリトンサックスならではの低音にこぶしをきかせて歌うソロもいい。続くClarkのピアノはまだ西海岸時代の比較的さっぱりしたタッチ。Vinnegarのベースソロも短いがメロディアスで素晴らしい。Philly Joeもここでは空気を読んで、時に激しく時に穏やかにドラムをたたく。エンディングが少し尻切れトンボ気味になってるのが残念ではあるがそれを補って余りある好演。
「Stairway To The Stars」でのバラードプレイも絶品で、Ben Websterの吹き方をそのままバリトンに持ってきたような感じだ。56年当時ではもうすでに古いスタイルだったのだろうが、そんなことは関係なくいいものはいい。

ちなみにこのアルバムはChaloffが40年代~50年代前半まで常習していた麻薬と手を切りレコーディングしたアルバムだが、その後皮肉なことに新たな音楽人生を歩もうとする彼に脊髄ガンの病魔が襲い掛かることになる。翌年の7月にはそのガンが原因でこの世を去ることになる。
もし長生きしていたら、Pepper Adams、Gerry Mulliganらと共にモダンジャズバリトンの一員として活躍したことだろうに・・・

当初の予想とは大きく外れていい内容を聴かせてくれたこのアルバム。最近は廉価盤も出ているようなので見かけたらぜひ購入してみることをお勧めします。ジャケットもおしゃれ。



テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽
コメント
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック URL
http://mayugeinu83.blog90.fc2.com/tb.php/34-725d5d63
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
トラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。